人材派遣と人材紹介の違いは?特徴・メリット・選び方まで徹底解説

2025年12月22日
人材派遣と人材紹介の違いは?特徴・メリット・選び方まで徹底解説

人材派遣と人材紹介はどちらも人材不足の解消に役立ち、語感も似たサービスですが、特徴もメリットもまったく異なります。そのため、利用前には違いや選び方を理解しておく必要があります。

この記事では、人材派遣と人材紹介の違いや特徴、メリット、選び方などを詳しく解説します。

人材派遣と人材紹介の基本的な違い

人材派遣と人材紹介の最大の違いは、働き手の受け入れ方(雇用契約の相手や形)にあります。即戦力となる派遣社員を受け入れたい場合のサービスが人材派遣、自社で雇用したい働き手の紹介を受けたい場合のサービスが人材紹介です。

まずは、人材派遣と人材紹介の基本的な特徴・違いを確認しましょう。

人材派遣とは

人材派遣とは、人材派遣事業を担う事業者(派遣元)から、その派遣元と雇用関係にある社員を自社へ派遣してもらうサービスのことです。労働者派遣契約とも呼ばれ、以下の特徴を持ちます。

  • 自社は派遣元と契約を結び、派遣される社員とは直接契約をしない
    →給与の支払いなどは派遣元と派遣社員の間でおこなわれる
  • 派遣社員に対して業務命令(指揮命令)はできる
    →日々の業務においては通常の社員に近い形で指示を出せる
  • 最長3年間の派遣期間を原則としている
  • 自社による人材の選考は不可

人材派遣は、今すぐに働き手を確保したい場合に向いています。経験と実力を兼ね備えた人材を派遣してもらい前任者の休退職の穴埋めをしてもらうなど、突発的な人手不足に対処できます。

人材紹介とは

人材紹介とは、人材紹介事業を担う事業者から、自社が雇用したい人物像に適した求職者の紹介を受けるマッチングサービスです。有料職業紹介契約とも呼ばれ、以下の特徴を持ちます。

  • 紹介された人材と自社が雇用契約を直接結ぶ
  • 人材派遣のような期間の縛りはなく、長期的な雇用を前提としている
  • 自社による人材の選考が可能

人材紹介は、長期的な目線で働き手を確保する際に向いています。自社の正社員や契約社員等として雇用できるため、丁寧な研修によりスキルアップを実現していくなど、未来を担う人材として育成できます。

人材派遣と人材紹介の4つの違い

人材派遣と人材紹介の5つの違い

人材派遣と人材紹介の違いは、以下の通り大きく4つに分類できます。

人材派遣 人材紹介
サービス 即戦力となる人材の派遣を受ける(派遣サービス) 自社が雇用するのに適した人材の紹介を受ける(採用支援サービス)
雇用契約 自社とは結ばない
(派遣元と派遣社員が結ぶ)
自社と結ぶ
契約期間・手続き 最長3年間が原則。自社による人材の選考は不可 定めなし。自社による人材の選考が可能
コスト 派遣料金がかかる 紹介手数料がかかる

それぞれ順番に見ていきましょう。

サービス

人材派遣は、自社が求めるスキルを持った働き手を一時的に派遣してもらうサービスです。派遣元に対して、求めるスキル・勤務開始のタイミング・期間などの希望を伝え、派遣社員を受け入れます。

一方、人材紹介は、自社の理想に適した人材を雇用するために求職者を紹介してもらうマッチングサービスです。紹介元事業者に対して要望を伝えるまでは共通ですが、その後は紹介された人材と自社が直接面談などをおこない、交渉のうえで雇用契約を結びます。

雇用契約

人材派遣の雇用契約は、派遣元と派遣社員の間で交わされます。自社が直接派遣社員と雇用契約を結ぶわけではありません。給料の支払いや福利厚生の提供なども派遣元が担います。

一方、人材紹介の雇用契約は、自社と求職者の間で直接交わされます。既存の社員と同じように、採用前に交渉した条件に基づいて給与や福利厚生などを提供する責任があります。

契約期間・手続き

人材派遣の契約期間は最長3年間が原則です。派遣社員が派遣元と無期雇用派遣(常用型派遣)と呼ばれる契約を結んでいる場合には制限が解除されるなどの例外はありますが、通常は短期の労働力確保に向いています。

なお、派遣される人材は自社では選考できません。若者に限るなどと制限をつけることも、特定目的行為と呼ばれる法律違反に該当してしまうおそれがあります。

一方、人材紹介は長期的な雇用を前提に求職者のマッチングを受けるサービスであり、契約期間の制限はありません。採用前には自社で直接人材の選考をおこない、雇用の可否を決めることができます。

コスト

人材派遣の利用に際しては、自社から派遣元に対して派遣料金を支払います。料金形態は個別の契約によりますが、紹介を受けた人材の稼働時間×時間単価で算出する形が主流です。

人材紹介では、紹介手数料を紹介元に支払います。支払いのタイミングは、無事に入社が確定したあとが一般的です。

求職者へのメリット・デメリット

求職者の視点で見た人材派遣と人材紹介のメリット・デメリットは以下の通りです。

【人材派遣のメリット】

  • 自由な働き方を模索できる(例:ひとつの職場と長期的な関係を持たずにすむ)
  • 自分に適した職場を派遣元がその都度紹介してくれる

【人材派遣のデメリット】

  • 長期的な経験を積みスキルアップしていくことが難しい
  • 「社員ではなく派遣の人」と認識され、短期間でいなくなる人物として扱われることがある

【人材紹介のメリット】

  • 自分に適した職場を紹介元が提案してくれる
  • 正社員のような長期的に安定した雇用形態を目指せる

【人材紹介のデメリット】

  • 働き方の自由度で人材派遣に劣る傾向にある(例:ひとつの職場で働き続けることが前提)
  • 企業の選考を経るため、採用までに時間がかかることがある

企業側のメリット・デメリット

企業側の視点で見た人材派遣と人材紹介のメリット・デメリットは以下の通りです。

【人材派遣のメリット】

  • 即戦力を素早く確保しやすい
  • 直接雇用と比べて手軽に働き手を受け入れやすい
  • 繁忙期のみの増員など人員数を柔軟にコントロールしやすい

【人材派遣のデメリット】

  • 情報やノウハウの社外流出リスクがある
  • 研修でスキルを身に付けてもらうなどの長期的な取り組みが難しい
  • 人材を自社で選考できない

【人材紹介のメリット】

  • 長期的な戦力として育成しやすい
  • 自社の視点で雇用の可否を決められる
  • 助っ人ではない自社の社員として高いモチベーションを期待しやすい

【人材紹介のデメリット】

  • 人材確保までに時間がかかりやすい
  • 複数回の面接の実施など、採用の工数がかかりやすい
  • 人材派遣よりも瞬間的なコストが高額になりやすい(労働に応じて費用が発生するのではなく、採用成功時に報酬を支払う必要がある)

どちらを選ぶべき?ケース別の選び方

どちらを選ぶべき?ケース別の選び方

自社が人材派遣と人材紹介のどちらを選ぶべきなのか、それぞれ向いているケースをご紹介します。

人材派遣が向いている場合

人材派遣が向いているケースは以下の通りです。

  • 即戦力がただちに必要
  • 繁忙期の増員など期間を限定した人材が必要
  • 自社で人材を選考したり採用したりするだけの余裕がない

人材紹介が向いている場合

人材紹介が向いているケースは以下の通りです。

  • 正社員・契約社員などとして長期的に活躍する人材を雇い入れたい
  • スピードよりも質を大切にして人材を採用したい
  • 社員教育の体制が整っている(人材育成に自信がある)

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まとめ

人材派遣と人材紹介は混同されやすいサービスですが、人材派遣は派遣社員を受け入れるサービス、人材紹介は自社の雇用に向いた求職者のマッチングを受けるサービスです。

ここでご紹介した特徴と違いを参考に、適切な使い分けを進めていきましょう。

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